シンガポール、日本人向けバーとキャバクラ まとめ

シンガポールには、オーチャード・プラザ(Orchard Plaza)カッページ・プラザ(Cuppage Plaza)の2つのビルが、いわゆる駐在の日本人がよく行くレストランやバーが集まる場所として有名です。2つのビルは、隣り合っており、だいたい「カッページ」として呼ばれており、シンガポール人からは「Sake Town」のあだ名がついています。場所は、MRT の Summerset 駅のすぐそばにあります。

シンガポール人からすると、カッページと言えば、日本人駐在員が仕事の接待などでよく使っており、値段が高いレストランやバーがたくさんあるとの認識です。ただし、コロナ前にはほぼ日本人向けの店であったものの、コロナ中にたくさんの店が潰れ、更にその後の円安とインフレで日本人駐在員の足が遠のいたことで、今では半分以上はシンガポール人向けの店(タイ・ディスコやKTV)へと置き換わりました。そんな状況でも、日本人向けのバーやキャバクラがありますので、それをいくつか紹介したいと思います。

タイの女性の店(KTV)

シンガポールでは、KTV(いわゆる個室キャバクラ)はベトナムの女性や中国の女性が多く、タイの女性はタイ・ディスコで働いていることが多いです。しかしながら、カッページ(日本人顧客用の店)ではタイの女性のKTVあるいは日本の女性のKTVしかないです。

MIYABIMIYUKI は、カッページ・プラザの地下1階にあります。夜8時から夜中1時くらいまでやってまして、開いているときにはだいたい地下1階にタイの女性がたくさんウロウロしているあたりです。二つのお店はママは違いますが、オーナーも女の子も同じです。多分、シンガポールの駐在員の中では一番有名な老舗です。
お店は全て個室のカラオケであり、お店に入って個室に入ると、女の子(全員がタイ人で、たまにラオス人とかもいます。)がずらっと並び、その中から一人選びます。個室のカラオケで、日本の普通のキャバクラに比べると、積極的なボディタッチが許されています(セクキャバに近いイメージかも)。
お客さんは、ボトル入れるか飲み放題で、1時間ごとのセット料金です。そして、女の子はシンガポールのローカルKTVと異なり、日本と同じドリンク・バック制度です。女の子のドリンクは、テキーラか赤ワインしかなく、テキーラは16ドル、赤ワインは80ドルです(ひょっとしたら値上がりしてるかも)。だいたいテキーラは、5杯ワンセットで頼まれたりしますし、ママも2杯いいですかとか言われたりします。ただし、予算を先に言っておくと、ママが調整してくれますし、セット終わりには値段を確認してくれます。
女の子のテキーラは、シンガポールのお店でよくある薄い(にせもの)テキーラではなく、ここだけは本当のテキーラなので、女の子が最後にはベロベロになってます。個人的にすごい感心しています。
そして、だいたいテキーラをちゃんと出してあげると、ゲームで野球拳のようなことをよくやるみたいです。(”ぬいでぬいでゲーム” という変な日本語が流行ってます。)
なお、シンガポールでは、バーで働く女の子は、エンターテイメント・ビザという半年限定のビザで、半年経つと本国に帰り、そのビザは連続では取得できずに2年後くらいに再取得が可能になります。MIYABI/SAKURAで働いている女の子は、特に日本語が話せる女の子は、バンコクの日本人向けKTVで働いていた子が多いです。英語が話せる女の子は、パタヤで働いていた女の子が多いイメージです。
ちなみに、日本のキャバクラみたいに同伴やアフターはありますが、一夜限りで相手を探すのはちょっと厳しいかもしれません。

カッページ・プラザの3階あたりには、F1SAKURAYUMEVIP といったKTVがあります。全て同じオーナーで、女の子も共通です。夜8時くらいから朝4時くらいまで開いており、カッページ・プラザの2階や3階で、女の子がいっぱいウロウロしていたら、だいたいそこの女の子です。
ここも MIYABI と同じく、個室のKTVになっていますが、まずは最初の場所で女性がずらっと並んだ中から選びます。MIYABI と比較すると、女の子の数は倍以上で、タイ出身は7割くらいで、インドネシア出身が良くいて、後はカンボジア、ミャンマー、ラオス出身の女の子がいたりすることもあります。過去にはベトナムやブラジル出身の女の子もいましたが、すぐに辞めてしまったようです。
料金体系もほぼ MIYABI とほぼ一緒です。ただし、テキーラが本物では無かったり、ここは系列店が多くて一部には管理しないママがいたり、女の子がより稼ぎたいと思っているためか、ドリンクのおねだり攻撃が激しい気がします。(ママも半年で交代で、何も知らないし、サービスもしてくれないのに、ドリンクだけはしっかりお願いしてくるママもいたりします。)
その分、濃厚なサービスが売りになっていますし、一夜限りの関係みたいなものを求めるのであれば、この系列でしょう。出張や旅行で来ても、それなりに楽しめると思います。

日本の女性の店(キャバクラ、ガールズバー)

2022年終わりごろから、ようやく日本人の女の子にもエンターテイメント・ビザの発給がされるようになったようで、日本人の女の子がシンガポールにキャバ嬢として働きに来るようになりました。大きく分けると、日本のキャバクラと同じ形態のところと、いわゆるガールズバー形式のカウンター越しの店に別れています。ガールズバー形式では、日本のカラオケが歌えるようになっています。(便宜上、ガールズバー形式という言葉をあてはめましたが、日本の若い子が働くガールズバーというよりもスナックに近い高級なイメージです。)
なお、料金については、シンガポール価格ですので、日本よりも全然高いと思ってください。

CCクラブ は、カッページ・プラザの隣のビルにあるキャバクラです。ここはコロナ前から有名な店ですが、コロナ中は休業していたそうです。カラオケはなく、いわゆる日本のキャバクラと同じ落ち着いたスタイルです。働いている女の子も、沖縄や海外のリゾキャバで働いていた子が多く、半年間、シンガポールに来てみたみたいな女の子が多いです。

Premia は、2023年に北海道の有名なキャバクラ店がオープンさせたキャバクラです。カッページ・プラザの3階にできました。できた当初は、(個人的な感想ではありますが、)なんかシンガポール人の少し悪めの人が出入りしていて、なんか落ち着かなかったイメージでしたが、最近はスタッフも拡充されたこともあり、落ち着いてきて良くなってきた気がします。カラオケはありませんので、静かに会話を楽しむ感じです。
ここも女の子は、沖縄や海外のリゾキャバで働いていた子が多いです。もともと店の内装が綺麗だったので、日本の高級キャバクラみたいなイメージになってきました。

SideWay は、オーチャード・プラザの4階にあるガールズバー形式の店です。カウンターもありますし、普通にソファ席もあります。CCクラブの系列でもありますが、働いている女の子は、CCクラブに比べると、キャバの経験が無いような女の子もいたり、少しバラエティに富んでいるイメージです。カラオケがありますので、盛り上がっている時間に行くと、女の子と話すというよりもその場の雰囲気で楽しむみたいなことにもなります。

Piaget は、オーチャード・プラザの隣のビルである Concorde Hotel のビルにあります。もともと愛媛のスナックやキャバクラをやっていたオーナーが10年以上前に始めたそうです。ガールズバー形式の店で、同じくソファ席も少しあり、カラオケもあるスナックみたいな感じです。老舗ということもあり、駐在員でいつも混んでいます。

(シンガポールには、他にもいくつかありますが、少しずつアップデートしていきます。)

フィリピンの女性の店(スナック)

シンガポールに昔から日本人駐在向けにある店が多いです。だいたい日本語の話せる中国系シンガポール人の年配の女性オーナーで、スタッフはほとんどがフィリピン人です。(その昔は、シンガポール人女性が多く働いていたそうなのですが、シンガポールが発展した今ではほとんどいないです。)
昔に日本のフィリピン・パブで働いていたフィリピンの女の子がチーママとして日本語を使い、日本に興味があるフィリピンの若い女の子が数多く働いているイメージです。
(なお、カッページ以外でフィリピンの女の子は、よくトーキング・バーで働いています。オーチャード・タワー周辺とかコンコルド・ホテルのビル、他にもローカルな場所にあります。)
昔は、たくさんあったらしいのですが、コロナ後は日本人駐在員があまり飲みに行かなくなったこともあり、もともとは日本人駐在向けスナックから、シンガポール人向けに変わった店もあるようです。

オーチャード・プラザの1階にあるのが、CLUB V です。もう20年くらいやっている老舗です。オープン・スペースにはカウンターとボックス席があり、日本のカラオケが歌えます。他に個室がいくつかあります。シンガポール人のオーナーは日本語を話せますし、日本語が堪能な働いているフィリピンの女の子も数人います。

カッページ・プラザの4階に、青い森 があります。CLUB V と同じくシンガポール人の女性オーナーで、若いフィリピンの女の子が何人かいます。カウンターと奥にこじんまりとボックス席があります。

コロナ前は他にもたくさん似たような形態の店はあったようですが、フィリピンから女の子を連れてくるのが難しくなったとか、若い日本人駐在員がもはやカラオケ・スナックを敬遠するようになったようで、コロナ中にクローズして、再開せず、あるいはシンガポール人向けにリニューアルした店が多いようです。

その他の店(バーなどなど)

カッページには、もちろん普通のバーのようなお店もいくつかあります。

スナックのようなお店としては、オーチャード・プラザの3階に 赤とんぼ があります。このお店は、もともと何人かの若い女性を雇っていたようですが、今はこじんまりとした日本の地方のスナックみたいな営業をやってます。
同じフロアには、Samantha というバーがあります。ここはスタッフは女性ですが、女性も楽しめるカラオケ・バーになってます。

他に、カッページ・プラザの6階には、Guppy というカラオケ・バーがあります。ここはコロナ前は新宿二丁目のおかまバーの系列でおかまのショーパブだったそうですが、コロナ後はカラオケを男女で楽しめるアフター・バーのような店になっています。他の店が夜中1時とかに終わった後もやっており、値段も手ごろなので、よく日本人のキャバクラの子とお客さん、あるいは飲食店勤めで営業を終了した人たちで、朝までカラオケで盛り上がっています。

(他にも紹介しきれなかった店はありますが、また追記していきます。)

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